本日はお知らせが2件ございます。以下、ご参照くださいますと幸いです。
1. 契約済み医療機関の追加について
当委員会と『審査の委受託に関する基本契約』を締結している医療機関の一覧をアップデートいたしました。
今回、新たに契約を締結させていただいたのは、以下の2施設です。
- 国立大学法人 神戸大学医学部附属病院
- 医療法人財団報徳会 西湘病院
治験依頼者の皆様におかれましては、これらのご施設での治験実施について、是非前向きにご検討くださいますと幸いです。
2. 『会議の記録の概要(5/21開催分)』について
先日(2024/5/21)開催しました委員会の『会議の記録の概要』を公開いたしました。
今回、Centriol-ONEにとって初の「同一試験で複数の施設(今回は2施設)の審査」となりました。「たかが2施設か」とのご意見もあろうかと存じますが、僭越ながら少しだけ強調させていただきたいのは、本試験が『癌領域の試験』であるという点です。
といいますのも、この業界の方はよくご存知かと思われますが、癌領域の治験においては、「複数施設の一括審査」のみならず「外部IRB(=院外のIRB)の利用」自体があまり一般的でなく、事例はあってもまだまだ限定的であると理解しております。
また、Centriol-ONEは施設から完全に独立したIRBであり、いずれの医療機関から見ても「外部IRB」に該当します。
これらの点を考慮すると、本治験を実施する複数のご施設からIRB審査をお任せいただけたという事実は、その『2』施設という数字以上の意味があることだと考えております。
この場をお借りして、当該医療機関の関係者の皆様および本試験の治験依頼者のご担当者様に、改めて厚く御礼申し上げます。
中立な立場だからこそできる公平で厳格な審査というものがあると我々は信じておりますので、今後も被験者保護と治験の信頼性確保という本質に重きを置きつつ、可能な範囲で効率化についても進めていく所存でございます。本業界にいらっしゃる全ての皆様、引続きどうぞよろしくお願いいたします。